技術コラム

COLUMN

2021.02.10

2021.02.17

研磨・研削
研磨・研削

長尺シャフトの研磨について

研磨加工とは?

研磨加工とは、砥粒と呼ばれる硬度が固く微細な粒を用いて、材料の表面を削り、滑らかにする加工技術のことを言います。比較的研磨加工は切削加工に比べて高精度で安定性のある品質を実現することが出来るのが特徴です。

「長尺シャフト加工.com」では、検索・研磨加工の設備も整えており、旋盤加工だけでなく様々な加工にも対応しております。研削加工は重切削には不向きですが、加工面の仕上がりが小さいため、加工後の仕上げ工程に使用致します。旋盤加工だけでなく、研削・研磨の仕上げ工程まで、当社では一貫対応することで品質安定化とコストダウンの実現を致します。

当社の研磨加工の製品事例について

回転部品 シャフトA

本製品は産業用設備に使用される回転部品のシャフトAです。h6(0~-0.022)箇所が両端と中央部にあるため、振れを±0.01以下で旋盤加工する必要があります。中央付近の外径キーは一般的な角キーではなく、丸形状のキーのため、ボールエンドミル工具を使用して特殊なプログラムを作成する必要があります。また、難削材のSUS329J1の加工を行っております。

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建機破砕機 シャフト

本製品は建機破砕機に使用されるその他のシャフトです。歯切りの部分とシャフトの部分が一体となっている構造です。歯切り前のブランクを旋盤とマシニングで加工した後に、歯切りを実施、歯切り後にシャフト部分を研磨しています。

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産業用設備 スリーブ

本製品は産業用設備に使用されるスリーブです。表面には硬質クロムメッキを施工しています。最終完成時は、片肉6,5ミリ以下の薄肉製品となりました。切削加工、内径キー溝、メッキ、研磨など、多工程と手間がかかっており、歪を考慮して、パイプ材ではなく丸棒削り出しにて製作いたしました。

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